いっとうものブログ
【お野菜探訪】写真に撮りたくなる白トウモロコシピュアホワイト
美しくしかも実力を備える事を「才色兼備」と言います。その慣用句がぴったりとあてはまるとうもろこしが「ピュアホワイト」 写真を思わず撮りたくなってしまう野菜だ。最近流行りの撮り方でパチリ。 これは茹でる前で、薄皮一枚残したものと全部剥いたものを同時に茹でて違いを味わってみました。その結果・・・とうもろこしが茹であがった後に、外皮にシワが寄るあの果実の水分がどこかに抜ける現象が、薄皮一枚残したものの場合、皆無でした。味は一緒。 いやーしかし甘い。糖度計を引っ張り出し、思わず計ってしまいました。只、果汁を絞り出すのが難しい。四苦八苦して計ると、14度~15度糖度計で計れるのは、水分中の糖度率であるので、水っぽいものに関しては糖度が出ない傾向があり、反対にねっとりとしたものに関して高い糖度が出てきます。前者がみかんやトマト、後者がイモ類やカボチャ類。とうもろこしはというと、水っぽい部類なのか。そう考えると14度超の数字は、マスクメロンに匹敵します。もちろん味は糖度だけの要素ではないので一概に言えませんが、感覚的にも濃厚に甘く感じられるのがこのピュアホワイト。見た目が美しく、しかも甘く美味い。良いところ取りのとうもろこしです。ちなみに最近流行っている、真上からの調理動画。あれ湯気やらで曇ったりしないのが不思議な所。曇り止め? いっとうものでした。 \\ 珍しい野菜や新しい果物をご紹介 //
【お野菜探訪】写真に撮りたくなる白トウモロコシピュアホワイト
美しくしかも実力を備える事を「才色兼備」と言います。その慣用句がぴったりとあてはまるとうもろこしが「ピュアホワイト」 写真を思わず撮りたくなってしまう野菜だ。最近流行りの撮り方でパチリ。 これは茹でる前で、薄皮一枚残したものと全部剥いたものを同時に茹でて違いを味わってみました。その結果・・・とうもろこしが茹であがった後に、外皮にシワが寄るあの果実の水分がどこかに抜ける現象が、薄皮一枚残したものの場合、皆無でした。味は一緒。 いやーしかし甘い。糖度計を引っ張り出し、思わず計ってしまいました。只、果汁を絞り出すのが難しい。四苦八苦して計ると、14度~15度糖度計で計れるのは、水分中の糖度率であるので、水っぽいものに関しては糖度が出ない傾向があり、反対にねっとりとしたものに関して高い糖度が出てきます。前者がみかんやトマト、後者がイモ類やカボチャ類。とうもろこしはというと、水っぽい部類なのか。そう考えると14度超の数字は、マスクメロンに匹敵します。もちろん味は糖度だけの要素ではないので一概に言えませんが、感覚的にも濃厚に甘く感じられるのがこのピュアホワイト。見た目が美しく、しかも甘く美味い。良いところ取りのとうもろこしです。ちなみに最近流行っている、真上からの調理動画。あれ湯気やらで曇ったりしないのが不思議な所。曇り止め? いっとうものでした。 \\ 珍しい野菜や新しい果物をご紹介 //
高級缶の中身
お香でも入って居そうな容器。 蓋を開くと出てくるのは 缶詰の開け口。テコの原理でカチッとプルタブを押し上げ、そのまま缶詰を開いていくと出てくるのが 栗かのこ。みずみずしく光沢のある栗ペーストをすくうと大粒の剥き栗が これは長野県小布施の栗。原材料は砂糖と栗だけ。しつこくなくさっぱりとした甘さに、大粒栗のしっかりとした歯触りと栗の風味が口いっぱいに広がる。上品でいて且つ印象を強く残す。とても美味い。そういえば容器の外観が栗の絵でした。昨今は容器がお洒落になり、どんな中身が入っているか、想像通りにはいかなくなってきました。
高級缶の中身
お香でも入って居そうな容器。 蓋を開くと出てくるのは 缶詰の開け口。テコの原理でカチッとプルタブを押し上げ、そのまま缶詰を開いていくと出てくるのが 栗かのこ。みずみずしく光沢のある栗ペーストをすくうと大粒の剥き栗が これは長野県小布施の栗。原材料は砂糖と栗だけ。しつこくなくさっぱりとした甘さに、大粒栗のしっかりとした歯触りと栗の風味が口いっぱいに広がる。上品でいて且つ印象を強く残す。とても美味い。そういえば容器の外観が栗の絵でした。昨今は容器がお洒落になり、どんな中身が入っているか、想像通りにはいかなくなってきました。
知る人ぞ知る?100年以上つづく富山県の呉羽梨
富山県の中央に位置する呉羽地区は、 明治30年代から和梨の栽培が始まりました。 粘土質の土壌でありながら傾斜地で水はけ がよく、 これが梨の栽培に適した環境であった事から栽培面積が広がっていきました。 呉羽梨は地元で愛され、梨コロッケや肉の下ごしらえに使われたり と、 生活の一部として存在するようになったと言います。 また地元の学生には摘果や収穫体験などのカリキュラムがあり、 子供の頃から身近に呉羽梨を感じられる環境になっております。 東京の中央市場には全国各地の梨が集まっていますが、 この呉羽梨を見かける事はありませんでした。 気になるその品質は・・・ 試食をしていみると、切り口から果汁がじわりと溢れるジューシーさ。 そして糖蜜のような和菓子を想わせる甘さが口に広がり、 和梨特有の香りが鼻孔につき、ほのかな酸味が後味を締めくくる。 「これは美味しい地域の梨だ」 と実感し糖度を計ったところ、 ...
知る人ぞ知る?100年以上つづく富山県の呉羽梨
富山県の中央に位置する呉羽地区は、 明治30年代から和梨の栽培が始まりました。 粘土質の土壌でありながら傾斜地で水はけ がよく、 これが梨の栽培に適した環境であった事から栽培面積が広がっていきました。 呉羽梨は地元で愛され、梨コロッケや肉の下ごしらえに使われたり と、 生活の一部として存在するようになったと言います。 また地元の学生には摘果や収穫体験などのカリキュラムがあり、 子供の頃から身近に呉羽梨を感じられる環境になっております。 東京の中央市場には全国各地の梨が集まっていますが、 この呉羽梨を見かける事はありませんでした。 気になるその品質は・・・ 試食をしていみると、切り口から果汁がじわりと溢れるジューシーさ。 そして糖蜜のような和菓子を想わせる甘さが口に広がり、 和梨特有の香りが鼻孔につき、ほのかな酸味が後味を締めくくる。 「これは美味しい地域の梨だ」 と実感し糖度を計ったところ、 ...
品種リレーする富山県代表赤梨の呉羽梨
日本の梨(和梨)には大別して2種類があります。 ひとつは赤梨と呼ばれるいわゆる「甘い梨」、もうひとつは青梨と呼ばれる「シャキシャキとした梨」、 前者は幸水や豊水などの品種があり、後者は20世紀梨が有名です。 呉羽梨は赤梨で品種リレーをしていきます。 この品種リレーというのは収穫時期が各品種ごとに違い、 早く熟す種から順々に収穫をしていき、品種を代えながら旬をお届けする事を指します。 和梨もそうですし桃もそうですね。 蛇足ですが、収穫時期は違えど花芽の時期は同じなので、農園では「どこにどの品種を植えたか」が大事になります。さて呉羽梨がリレーする品種の話なのですが、もちろんそれぞれの種に特徴があります。 以下は何十種類もの産地の梨を食べて来た個人的見解になりますが、ご参考までに。幸水種:香り幸水と呼ばれるほど、匂いが優れます。その甘さもどこか蜜っぽく、 酸味もしっかりあって味のバランスが良い品種です。外皮が黄色に変わる頃に食べると一番美味いのですが、 見極めが遅すぎると発酵臭が発生するので毎日眺める事をお勧めいたします。 豊水種:こちらはジューシーな梨の品種で、果肉や果汁に関しては青梨に近いでしょうか。 ただ青梨に比べて豊水は甘さに特化していますので、甘いジュースを飲んでいる感覚に陥ります。 食べ比べると味の幅が大きいので、この豊水種の出来栄えがその産地の実力になるかと思います。 あきづき種:どちらかというと新種の赤梨で、幸水豊水新高という赤梨をリレーする品種を全て掛け合わせて出来ました。 当初は棚持ちの良い新高種の系譜かと思っていたのですが、 幸水系の糖蜜の甘さが強い為(発酵臭の関係で)あまり長期間保存は出来ないようです。 しっかり甘くてジューシー、間違いの無い和梨です。品種名が梨っぽくないのが玉に瑕。 新高種:にいたかと読みます。この品種は棚もちが非常によく、大玉傾向の為、お歳暮の頃まで高級フルーツ店に並びます。 青梨のようなシャリシャリ感が強く、ジューシーさ甘さもしっかりと備わる品種です。 赤梨の品種はまだまだ増えております。自分の好きな品種を見つけて、旬の頃に買ってみるのも面白いと思います。 ■呉羽梨のご予約は▼こちら▼をクリック■ いっとうものでした。
品種リレーする富山県代表赤梨の呉羽梨
日本の梨(和梨)には大別して2種類があります。 ひとつは赤梨と呼ばれるいわゆる「甘い梨」、もうひとつは青梨と呼ばれる「シャキシャキとした梨」、 前者は幸水や豊水などの品種があり、後者は20世紀梨が有名です。 呉羽梨は赤梨で品種リレーをしていきます。 この品種リレーというのは収穫時期が各品種ごとに違い、 早く熟す種から順々に収穫をしていき、品種を代えながら旬をお届けする事を指します。 和梨もそうですし桃もそうですね。 蛇足ですが、収穫時期は違えど花芽の時期は同じなので、農園では「どこにどの品種を植えたか」が大事になります。さて呉羽梨がリレーする品種の話なのですが、もちろんそれぞれの種に特徴があります。 以下は何十種類もの産地の梨を食べて来た個人的見解になりますが、ご参考までに。幸水種:香り幸水と呼ばれるほど、匂いが優れます。その甘さもどこか蜜っぽく、 酸味もしっかりあって味のバランスが良い品種です。外皮が黄色に変わる頃に食べると一番美味いのですが、 見極めが遅すぎると発酵臭が発生するので毎日眺める事をお勧めいたします。 豊水種:こちらはジューシーな梨の品種で、果肉や果汁に関しては青梨に近いでしょうか。 ただ青梨に比べて豊水は甘さに特化していますので、甘いジュースを飲んでいる感覚に陥ります。 食べ比べると味の幅が大きいので、この豊水種の出来栄えがその産地の実力になるかと思います。 あきづき種:どちらかというと新種の赤梨で、幸水豊水新高という赤梨をリレーする品種を全て掛け合わせて出来ました。 当初は棚持ちの良い新高種の系譜かと思っていたのですが、 幸水系の糖蜜の甘さが強い為(発酵臭の関係で)あまり長期間保存は出来ないようです。 しっかり甘くてジューシー、間違いの無い和梨です。品種名が梨っぽくないのが玉に瑕。 新高種:にいたかと読みます。この品種は棚もちが非常によく、大玉傾向の為、お歳暮の頃まで高級フルーツ店に並びます。 青梨のようなシャリシャリ感が強く、ジューシーさ甘さもしっかりと備わる品種です。 赤梨の品種はまだまだ増えております。自分の好きな品種を見つけて、旬の頃に買ってみるのも面白いと思います。 ■呉羽梨のご予約は▼こちら▼をクリック■ いっとうものでした。
【お野菜探訪】有機栽培や減農薬栽培のこだわりとは?
「オーガニック」「JAS有機」 冠名のような形容詞は、ブランド価値を高めます。 公的な機関で、きっちりと認められたからこそつけられるのが、 有機栽培のマーク。 認定された園地で作られた野菜や果物を、 認定された業者さんによって仕分けされて、 ようやくJAS有機野菜として店頭に並びます。 それが価値、ブランド。 安心・安全の野菜や果物。 体に良いか悪いかは、薬事法的にうたえないので、 「比較的・・・体に良いから」 ちょっとだけ価値がのっかった値段で置かれております。 野菜や果物は私見ですが、大別すると4種類。 「通常野菜(果物)」「無(減)農薬野菜(果物)」 「機能的野菜(果物)」「原種」 この中で「無農薬」は上述したような、有機野菜などを表し、 「機能的」に関しては…、ほら良く「種なし」として売られていたり、 甘いトマトや苦くないピーマンとして売られていたりするそれを指します。 簡単に言えば、美味しさ追求型ですね。 そして「原種」はそのまま、品種改良されてない古代からの品種のこと。 この4種類に関して、どれがいいとか悪いとかはわかりません。 硝酸値から考えると〇〇、残留農薬からみると〇〇、 遺伝子組み換えの観点から見ると〇〇、 言い様がたくさんありますね ただひとつ、ゆるぎない価値があるとすれば・・・ 「おそらく〇〇に良い」と信念をもって作った生産者さん。 当然、無農薬で栽培すれば収量減やコストのリスクは大きくなりますし、 原種のものを作ろうとなれば病気や虫との戦いが決定的、 機能的なものを作ろうとすればライバルが多数いて、 時間をかけて開発したところで売れなくなるリスクもあります。...
【お野菜探訪】有機栽培や減農薬栽培のこだわりとは?
「オーガニック」「JAS有機」 冠名のような形容詞は、ブランド価値を高めます。 公的な機関で、きっちりと認められたからこそつけられるのが、 有機栽培のマーク。 認定された園地で作られた野菜や果物を、 認定された業者さんによって仕分けされて、 ようやくJAS有機野菜として店頭に並びます。 それが価値、ブランド。 安心・安全の野菜や果物。 体に良いか悪いかは、薬事法的にうたえないので、 「比較的・・・体に良いから」 ちょっとだけ価値がのっかった値段で置かれております。 野菜や果物は私見ですが、大別すると4種類。 「通常野菜(果物)」「無(減)農薬野菜(果物)」 「機能的野菜(果物)」「原種」 この中で「無農薬」は上述したような、有機野菜などを表し、 「機能的」に関しては…、ほら良く「種なし」として売られていたり、 甘いトマトや苦くないピーマンとして売られていたりするそれを指します。 簡単に言えば、美味しさ追求型ですね。 そして「原種」はそのまま、品種改良されてない古代からの品種のこと。 この4種類に関して、どれがいいとか悪いとかはわかりません。 硝酸値から考えると〇〇、残留農薬からみると〇〇、 遺伝子組み換えの観点から見ると〇〇、 言い様がたくさんありますね ただひとつ、ゆるぎない価値があるとすれば・・・ 「おそらく〇〇に良い」と信念をもって作った生産者さん。 当然、無農薬で栽培すれば収量減やコストのリスクは大きくなりますし、 原種のものを作ろうとなれば病気や虫との戦いが決定的、 機能的なものを作ろうとすればライバルが多数いて、 時間をかけて開発したところで売れなくなるリスクもあります。...
【お野菜探訪】美味しい桃の選び方
美味しい桃の選び方、これは非常に難しいです。赤くしっかり色づいている桃は、太陽をたっぷりと浴びた証拠なので、「はずれ」は少ないように思います・・・が、中には「はずれ」もあります。非常に難しい・・。 桃は外皮が薄い為、風や虫の害に合いやすく、 それを防ぐために1玉ずつ袋掛けを致します。当然、袋の中では色はつきませんので、袋を外してから色づけしていきます。そして色が増せば糖度が増す、という事では無く、玉伸びという桃が大きくなり切ってから熟度が増していきます。熟度が増す前に袋を外してしまうと、色づきの良い、未熟果という状態になります。また渋みや苦みがでてしまう桃もあります。栽培過程に水分不足など何かしらかの要因があって、果実のストレスからそうなります。結局、見た目で美味しいとの判断がつきづらいのが桃。という事で、どう選ぶかというと、生産地や生産者で選ぶのが無難です。美味しい産地や生産者さんは、やはりブレなく美味い桃を作ってきます。 その美味しい桃をつくる生産者さんに取材で話を聞くと、 「渋みをとるために鶏糞をいれたりする」などなど、 素人にはわからない独自の栽培のこだわりを持っております。 最近は光センサー選果といって、 1玉ずつ選果場で光センサーを当てて糖度測定をする産地が増えてきました。 たゆまぬ努力やこうした設備の為に、 少しずつ「はずれ」、、といっては失礼ですが、 甘くない桃が出回らないようにもなっている昨今です。 いっとうものでした。 \\ 珍しい野菜や新しい果物をご紹介 //
【お野菜探訪】美味しい桃の選び方
美味しい桃の選び方、これは非常に難しいです。赤くしっかり色づいている桃は、太陽をたっぷりと浴びた証拠なので、「はずれ」は少ないように思います・・・が、中には「はずれ」もあります。非常に難しい・・。 桃は外皮が薄い為、風や虫の害に合いやすく、 それを防ぐために1玉ずつ袋掛けを致します。当然、袋の中では色はつきませんので、袋を外してから色づけしていきます。そして色が増せば糖度が増す、という事では無く、玉伸びという桃が大きくなり切ってから熟度が増していきます。熟度が増す前に袋を外してしまうと、色づきの良い、未熟果という状態になります。また渋みや苦みがでてしまう桃もあります。栽培過程に水分不足など何かしらかの要因があって、果実のストレスからそうなります。結局、見た目で美味しいとの判断がつきづらいのが桃。という事で、どう選ぶかというと、生産地や生産者で選ぶのが無難です。美味しい産地や生産者さんは、やはりブレなく美味い桃を作ってきます。 その美味しい桃をつくる生産者さんに取材で話を聞くと、 「渋みをとるために鶏糞をいれたりする」などなど、 素人にはわからない独自の栽培のこだわりを持っております。 最近は光センサー選果といって、 1玉ずつ選果場で光センサーを当てて糖度測定をする産地が増えてきました。 たゆまぬ努力やこうした設備の為に、 少しずつ「はずれ」、、といっては失礼ですが、 甘くない桃が出回らないようにもなっている昨今です。 いっとうものでした。 \\ 珍しい野菜や新しい果物をご紹介 //