なにか怪しげにそして美しい花。
花の先にある雄しべと雌しべがまるで秒針と分針のように見えます。
ついたその名はトケイソウ。
この時計の針のような雄しべと雌しべが受粉すると、実が出来ます。
それがこれ。
パッションフルーツ。
実はこのパッションと言うのは「情熱」と言う意味では無く、
キリストの「受難」を表しており、トケイソウの花の針を十字架に見立てて
その名がついたのだそう。
確かに見ようによっては十字架に・・うーん、見えますかね?
このような抒情的な名称がつけられたパッションフルーツ、
カットするとまるで両生類の卵のようなゲル状の物体が出てきます。
これは初見殺しな果肉・・・。
しかしその酢っぱさと甘さが時計の針のようにバランスを取り合い、
果肉の中にあるタネを口の中でプチプチとかみ砕いたとき、
この食感と味の楽しさを少しずつ感じていきます。
暑い日に食べたくなる果実。パッションフルーツ。
何とも不思議な果実です。
いっとうものでした。
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